7月14日の日記

2006年7月14日
ばーちゃんの状態はよろしくない。
要介護の認定がおりたそうだ。
妹と母は面会しているので多少はわかっているけれど
あたしは5月の連休の時に会ったきりだから
直接見てないだけに理解しづらい。
あの時は、痴呆なんて微塵も感じなかったのに。

叔母が、誰か解るかと尋ねると、解るさと返事をするらしい。
でも我が子の名前も、孫の名前も出てこなくなった。
一瞬の正気が『解るさ・・』と答えさせるのだろう。
排泄の伝達も鈍くなってきているらしい。
連休からたった2ヶ月・・
深夜に徘徊したり大声を出すようになったそうだ。
ベッドしかない殺風景な部屋へ移されたと。
障害者の祖父と供に暮らし、看護師として、助産師として
ずーっと人の生命に拘わりをもって生きてきたばーちゃん。
人生って何なんだ。

記憶を辿ることも、残す事ももうできなんて。
何もかも消えちゃって生まれた時に戻るのか。
それはそれで幸せなのかもしれない。
嫌なことを思い出したり、感じることもないのだから。



どうやって死んだら幸せなんだろう。
自分自身が・・・残された家族が・・・
そんなことばかり考える。

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